« 9月から「ナチュラルビューティー」コラボ茶会 | トップページ | 看板 その3 »

2009年9月 3日 (木)

背骨の表情

「背骨」は、解剖学的、つまり学術的な見地から見れば、
ひとつひとつの「骨」であり、「物体」であり、人の身体
の土台となる「柱」である、といえるでしょう。

ただ、均整のように、その「背骨」を基盤に身体を捉える
メソッドからすれば、その観点だけでは少し足らない…
といえるかと思います。



生きた人間というのは、活動時はもちろん、たとえ眠って
いても呼吸をし、脈は打ち、細胞は常に入れ替わっています。

では、「背骨」に限らず骨全般、そのような活動はして
いないのか……といえばそんなことはなく、ごく当たり前に
呼吸の恩恵を受けているし、栄養を吸収もしますし、細胞は
いつも入れ替わっているのです。

「骨」イコール「硬い」イコール「変化しない」
と、なんとなく考えがちになるかもしれませんが、そんな事
はなく、他の身体器官同様、常に変化変容を遂げています。

その変化変容は一様ではなく、多様極まりありません。



「背骨」の役割というのは、何も身体の「柱」になることだけ
ではありません。

最近では、脳が全身のコントロールセンターであることはもはや
常識のようにいわれるようになりました。

では、その脳は、どのようにして全身に指令を発したり、あるいは
内臓などからの信号を受けたりするのか…というと、「背骨」を
中継して神経ネットワークを形成していることで、そういう役割を
担えているのです。

そういう意味で、身体の大黒柱は、「背骨」といえるでしょう。

そして、その「背骨」は、実にいろいろな表情があります。

イライラしている時は、そういう表情を
嬉しい時は、そういう表情を
悲しい時は、そういう表情を

如実に、表現します。

それも当然のことなのですが、たとえば東洋医学では肝臓や
心臓などの「五臓」が人の「感情」と密接に関連している
ことを明らかにしています。

たとえば、人はイライラしている時は、肝臓が硬くなります。
そうすると、その肝臓に関連した神経はそういう信号を受け
ることになります。
そういう信号を受ける神経と関連した「背骨」は、微妙では
ありますが、その影響でわずかにポジションが狂ったり、
周辺の筋肉を硬くしたりします。

つまり、内臓や脳とダイレクトにつながっている「背骨」は、
常にその影響で変化変容を遂げている、、ということです。

そういう常に変化変容する表情を、指先で触れて読んでいく。

ずっとこういう事をやっていると、とても骨を「物体」と
捉えるような観点は持てません。。


生きている身体。
やはり神秘に満ちています。。。。。




|

« 9月から「ナチュラルビューティー」コラボ茶会 | トップページ | 看板 その3 »

TAMURATIC」カテゴリの記事

アプローチ」カテゴリの記事

身体均整法」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1122515/31220479

この記事へのトラックバック一覧です: 背骨の表情:

« 9月から「ナチュラルビューティー」コラボ茶会 | トップページ | 看板 その3 »