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2009年1月27日 (火)

「本当にやりたいこと」はやりたいこと?

本当にやりたいことって、本当にやりたい?

……こういう、素朴なギモンを、もってみる。



僕の10代の時分、世の中全体、上がり調子だった。
言い方を変えれば、バブル景気で浮かれていたのだろうか。

当時九州の片田舎で、そういうご時世と関係なく、自分に
ずっといい知れぬ異和感を感じつつ、何するでもなく過ごし
ていた。

今からもう、20年以上前のことだ。


その当時すでに

「夢をつかめ」
「一攫千金」
「はばたけ若人」(←すでに古かったかな 笑)

などのキャッチーなフレーズは、そこかしこで目についていた。

いまのようにインターネットもないご時世、あんぽんたん
な高校生だった僕は、当時けっこうテレビっ子の読書好き。

知らず知らず、こういうフレーズが無意識にピシッとインプット。
そこに、「ボクはこんなんじゃない」的な、若者特有の傲慢さが
ガソリンとなって、僕という器を走らせていた。


「本当にやりたいことって、何だろう??」

こう、問いかけながら日々を過ごし、そう問うことが素晴らしい
ことであるかのように錯覚していた。


つい先日。

「本当にやりたいことがわからない」

という方に出会うことができた。
やはり、どこかそういう自分の影を観る。

どのような場合でも、相手の方は鏡だから。


「まず、『やりたいこと』を探すという視点より、

 『やるべきこと』

 を片付けていくことを優先した方がいいかも、ですね」

「その『やるべきこと』というのは、たとえば部屋の掃除
 だったり、読んでない本の整理だったり…そういうことも 
 含みます」

というようなことを、お伝えした。

当然、これは同時に、過去の自分への言葉でも、ある。



「本当にやりたいこと」を探す。
さて、では〈なぜ〉探さなければいけないのだろう?

もちろん個人差はあるが、その背景には「価値ある何かをしなきゃ
生きている意味がない」という、どこか強迫観念的な思考がある。

インターネットや書店のビジネス書、自己啓発などのコーナー
には、そういう気分をあおる何かがある。
真面目で純粋で、人生を真剣に考えるタイプの人であれば、
必然的にこういった情報のタネに出会うことだろう。

そういった情報に輝きを見てとれば、いまいる自分が苦しく
なるのもさもありなん。
どうしたって、その輝きと自分を比較してしまうから。

このメンタリティ、少し掘り下げると、

「あっちはいいけど、これはよくない」

という「格差」をつける視点が、染み付いていく。

まあ、そういう強迫観念で人生を苦しく生きる生き方もありだし、
そうでない生き方もあり……だけど、、ね。

苦しさをバネにしていく、そういう強靭なハートもまた、魅力的
なのかもしれない。


「よりよい人生」……

この言葉にも、多様な捉え方があるように、、
思えてならないんだけど……な。。





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