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2009年1月21日 (水)

「とりあえず」という言葉クセ

人間は無意識に自分に鎖をつけている。

と、僕などはよく思う。



その鎖は往々にして本人の自覚的な行動やしぐさ
よりも、ふとした行動、ふとしたしぐさに出る。

つまり、通常人間の意識的な行動は、内面からの
漠然としたイメージが思考の対象となり、それが
咀嚼吟味されて、あるひとつの行動になる。

しかし、ふとした行動、しぐさはこの咀嚼吟味
という段階をスッと通り抜けて起こる。

たとえばどこか路上を歩いていて、信号が赤になり
立ち止まる。

さて、青になった。

その瞬間、おそらく日本に長年暮らしている人なら、
ほとんど反射的に歩みを始める。

その時の、「第一歩」を踏み出す脚は、…だいたい
決まっているのではないだろうか?

利き腕というのがあるのと同様、脚にも「利き脚」と
いうものがある。

軸になる脚と、推進力的役割をする脚は、だいたい
決まっている。

そうすると、必然的に「使い方」は習慣化すること
になる。。





実は、「言葉」の使い方にも、この習慣化はあてはまる。


たとえば、「とりあえず」という言葉。

「いま忙しいから、とりあえず後にして」
「とりあえずあそこにソレ置いておいて」
「とりあえず………」

最近では、割とポピュラーな言葉ではないだろうか。

この言葉の本来の字義は

1、ほかのことはさしおいて、何はさておき、まず第一に。
2、何する間もなく。すぐに。

という意味らしいけれど(『大辞泉』)、ここ最近の使われ方から
イメージされる印象は、こうではない。
どちらかといえば…

◯特に優先事項もないので、さしあたって
◯他はやりたくないので、さしあたって
◯まずはこのくらいで
◯一応こんな感じで

といったニュアンスで使われているように、思う。

さて、

この後者の意味合いでずっとこの言葉を使っている場合。

それはいい悪い、これがよくてあれはよくないという判断
基準は外において、どうなっていくかというと……

○大事なことを後回しにする
○都合のよい振る舞い
○言い訳がましい

印象を与える人物に、少なくとも近付いていくことになる。

言葉というのは、それを「思う」だけなら、影響も少ない。
ただそれが、一旦外に発されると、その瞬間から自動的に
「呪文」的な意味合いをもつ。


自分で発した言葉は、誰より自分に響いてくる。
つまりその言葉は、誰より自分が消化吸収するということ。
消化吸収された言葉は、食料同様に血となり肉となる。

それすなわち、「その人」を形成する要素、ということ。

身体調整をしていて思うのは、そういう「クセ」のある方は
だいたい筋肉に張りがない。
気も、よくいえば穏やかだが、それは裏を返せば気力に欠ける
ともいえる穏やかさ。



言葉もまた鎖。

ならば、その鎖は重くズッシリとしたものよりは、付けていて
快適な材質と重量で、自分自身にパワーを与えてくれるもので
あった方が……


生きていくうえでは、役に立つ……かも。。


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コメント

読み終わってすぐ浮かんだのは「星飛馬」coldsweats01
筋肉養成ギプスってどんなもんでしょhappy02

投稿: 一二三 | 2009年1月21日 (水) 20時51分

アレも役に立ちますねsmile

ちなみに、「飛雄馬」ですhappy01

投稿: 田村 | 2009年1月22日 (木) 09時44分

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