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2008年12月12日 (金)

ある青年の話

その青年は、剥き出しの、鋭利な刃物のようだった。


自分以外の何者をも、認めない。
そういう雰囲気をまとい、周囲を知らず威圧していた。


センシティブな感性に富んでいる場合、このような風体を
示すことは、ままある。
しかし、それはガラスのような脆さを同時に含むことが、
多い。


その脆さ、危うさは、時として自分へと刃をむける。
破壊衝動は、いつも外に向かうとは、限らない。


その青年も、そのようであった自分の姿を、もはや
忘れている。

喉元過ぎれば……というが、どのように激烈な痛み
だとその時は感じていても、わりとすんなり人は
その事実を記憶の彼方に置いてくることが、できる。


周囲との軋轢のその因を自覚し、自分なりに変わろう
としてきた結果、ともいえる。


もう、大丈夫だろう。
自立への種は、立派に芽を出したようだ。

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