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2008年11月17日 (月)

呼吸の間隙2

僕が三鷹にある「均整」最初の師のもとに
週1回学びに通っていた時のこと。

ある時

「『吸気の頂点で抜く』なんて簡単にいうけど、
 私でも本当にそれができたと思えるのは年に
 1度あればいいくらいしかない」

と言われたことがある。



『頂点で抜く』とは「均整」の専門用語みたいな
ものであり、独特の表現。

たとえば、ある筋肉を伸張させる。
その時受けている人の吸った息の頂点、つまり
吸う息から吐く息に変わるその「刹那」に、そ
うされたとわからないほど柔らかく、でも瞬間
にその伸ばした手をゆるめる(抜く)ことをいう。

おおむね「頂点=刹那」、と理解いただければよい。

ただし、イメージとして「刹那」は一点。
「頂点」はその一点を含めたより広い範囲をいって
いるようだ。



師にそういわれ、その時は漠然ととらえたが、後に
その真の意味が理解できた。


75分の1秒。
常人離れした集中力がなければ、まずその「刹那」を
とらえることはできないだろう。

集中力、というよりは瞬間との融合力という方がより
近い感覚かもしれない。

しかもその瞬間に技術を為す………。




この「刹那」。
野口晴哉氏の表現では「呼吸の間隙」。

「均整」や「整体」を極めようとすると、必ず
このカベに突き当たる。

ここを自由にできる段階に至って初めて「呼吸の技術」
を体現できたといえるのだろう。




まだまだ、僕にとってこのカベは高くそびえ立っている。











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