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2008年11月29日 (土)

挫折3

たとえば、医学的にいえば同じ「A」という病的現象が
あったとする。
組織の変性や検査機器のデータなどから判断し、「A」
という結果がでれば、それは個々の身体・心理的特性
の如何を問わず「A」である。

身体の調整を、「○○の場合は◎◎」というように
マニュアルに沿ってのみ行うことは、このような
統計的手法と、どこか似ている。

はまれば、強い。
その範囲においては、目の覚めるような終幕を体験
させてくれる、素晴らしさがあると思う。

ただ、どのような場合にも、例外はあるだろう。
それが俗にいう、「落とし穴」、をつくる。




身体調整のプロセスで、もっとも大事なこと。
それはいわゆる調整技術では、ない。

名手と呼ばれた先人たちが、もっとも重要とすること。
それは、「均整」では〈観察〉と呼ばれている。




「均整は、観察に始まり観察に終わる」

最初の師はよくこう言っていたし、その後出会う先達も
みな、一様に似たことをいっていた。

かくいう僕も、後輩の方々に教える際は引用する。
その難しさを知りながらも……。


その日、僕はこの〈観察〉を怠った。
いや、怠ったつもりはないが、結果そういわざるをえない。

どこかで「○○には◎◎」的な思考が走ったのも事実。



人の、いや生命ある身体の、精緻微妙なシステムを、
改めて思い知らされた出来事だった。

























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